Realに生きる

食と自我・精神・霊性 

自分を信じること③母となった女性のアイデンティティ

最近の女性は、職場や社会での活躍の場も増えて、男女の性差関係なく、その場にあった能力がある人はリーダーとして活躍されています。

職場でも役職となり責任ある立場になる女性も増えて、保育所に預けてなんとか子育てをすることができている状態です。

仕事と子育ての違いは、「結果(評価)の速さ」です。仕事は結果や評価がわかりやすいです。職場で活躍する人は、学生時代に一生懸命勉強して、成果を目に見える形で上げてきた方が多く、自分のアイデンティティを社会での役割に重ね合わせてきたと思います。男性と同じです。

 

妊娠して母親になると生活が一転します。子育てはなにかをしてあげたからといって結果は出ない、やってもやっても泣くし、終わりがないと感じて追い詰められてしまう人もいます。だれもほめてくれません。核家族の時代、子育てが始まると子どもと二人きり、保育所が決まるまでは誰とも話さず、助けてもらえない、苦しい子育てのはじまりはじまり。

 

アイデンティティって何でしょうか。どの役割に没頭するのか、親の選択で、子どもの人生のスタートラインが決まる。

大人が選んだ役割で、その環境も選択し、苦しい子育てにするのか、楽しい子育てにするのかは、その方のもつ価値観によると思います。

価値観ってのは、日本社会では、マスコミによるその他大勢の同じような価値観になる傾向があります。専業主婦を見下したりする風潮がありますが、お母さんという役割の価値がこの十数年下がっています。

 

お勉強ができてお金を稼ぐ人が偉い、と。絶対間違っていると思います。